栄養管理室
栄養管理室の基本方針
「良質で安全な食事サービスの提供に取り組み、適切な栄養管理を行います」
- 安全・衛生的な治療に適した食事の提供
- 患者さまの回復をサポートする、効果的な栄養管理の実施
- わかりやすく丁寧な栄養食事指導
医療技術部・栄養管理室
栄養管理室では、管理栄養士5名が患者さま一人ひとりに合った食事を提供するために、日々努力しています。
給食はエームサービス株式会社に委託していますが、栄養管理室と協力して、より美味しく、栄養バランスの良い食事の提供を行っています。
患者さまの状態や体調に合わせて、食事内容や形状、硬さの調整に加え、食欲がない方や、咀嚼機能が低下している方にも、食べやすいように工夫しています。
入院中の食事について
食事時間
朝食:7時 昼食:12時 夕食:18時
食 事 内 容
医師の指示により患者さまの栄養状態や病状にあった食事を提供しています。食事の種類には、特別な制限のない常食と、治療上制限が必要な特別食があります。医師から特別食の指示があった場合は、治療上必要でありますのでご承諾をお願いします。指示に合った食事を提供することはもちろんですが、患者さまに少しでも季節感を楽しんでいただけるよう行事食を取り入れています。
行事食
祝日や季節のイベントにあわせて行事食を提供しています。
ライト食
化学療法による食欲低下時の対応食としています。患者さまへの嗜好調査結果から、味付けは濃いめで主食とデザートを選ぶことができます。
嚥下調整食
嚥下機能に配慮が必要な方には、患者さまの状態にあわせ、食べやすくするための工夫をしています。食材をミキサーにかけたり、きざんだり、ペースト・ゼリー状(形態調整食)にし、基礎体力の維持向上に努めています。 退院に向けては、在宅での食事内容について、栄養食事指導を通してわかりやすく説明させていただきます。
栄養相談
個人
(月曜日~金曜日・予約制)
入院、外来とも各診療科医師の指示により実施
◇主な指導内容
- 糖尿病、脂質異常症、肝臓病、高血圧など
- 食物アレルギーについて
- 化学療法時の食欲不振
その他、食事中にムセがある、飲み込みがしづらい方、痩せてきた、食事量が減ったなどの栄養障害のある方など様々な悩み事に対応して、患者さまに合った提案を行えるように努めています。
詳しくお知りになりたい方は主治医にご相談下さい。
集団 入院患者様を対象に実施
◇糖尿病教室・・・医師・薬剤師・栄養士らによる糖尿病診療や療養、食事などの話をしています。(年8回程度開催)
NST〔栄養サポートチーム〕活動
NSTとは
NSTは、医師・看護師・管理栄養士・薬剤師・言語聴覚士などの専門職や事務職員のメンバーがそれぞれの知識を出し合い、低栄養など栄養管理が必要な患者さまに適切な栄養支援を行うチームのことです。栄養状態が悪いと病気が悪化したり、手術後の回復が遅れたり、日常生活の動作やQOL(生活の質)が低下するだけでなく、手術後の合併症や感染症、褥瘡などの発生にもつながります。
南和歌山医療センターでは栄養不良患者の早期発見、早期栄養改善を図り、効率よく質の高い医療の提供と採算性向上を目指した活動を行うことを目的とした栄養サポートチーム(NST:Nutrition Support Team)を設置しています。
NSTメンバー
医 師 1名
看護師 病棟師長1名 副師長1名 看護師10名(8病棟各棟に担当ナースを配置)
栄養士 2名 薬剤師 2名 言語聴覚士 1名 検査技師 1名
臨床心理士 1名 事務職員他
NSTの取り組み
- 栄養評価
- 栄養補給法の提案
- 摂取量評価
- 栄養剤の提案
- 食事や補助食品の調整
- 診療受付時間
- 午前8時30分~午前11時
- 休診日
- ・土曜日・日曜日、祝祭日
・年末年始(12/29〜1/3)
- 〒646-8558
- 和歌山県田辺市たきない町27-1