リハビリ部門
基本理念
思いやりのある医療を実践します。
リハビリテーション科目標
患者さまに寄り添った良質で安全な医学的リハビリテーションの提供を目指しています。
スタッフ
理学療法士11名、作業療法士5名、言語聴覚士2名
対象
脳梗塞、脳出血などの脳血管疾患、手足、脊椎の骨折や腱断裂、靭帯断裂、末梢神経障害などの外傷、がん、循環器疾患、廃用症候群などの患者さまを対象とし実施しています。
特徴
病気や怪我は、状態が落ちついたならば可及的早期に運動を開始する方が回復は良いと言われています。当院でも医師の管理のもと、早期からリハビリテーションを開始し、心身のより良い回復が得られるように取り組んでいます。また、すべての患者さまに対して、医師、看護師と他職種のカンファレンスを実施し、安全で良質なサービスが提供できるように検討をしています。
当院は地域包括ケア病棟を有しており在宅や施設へ退院される患者さまに対しては、他職種と連携して住環境の評価を行い、退院後の生活場面に応じたリハビリテーションを提供しています。また、他院へ転院される場合は、必要に応じ転院先に情報提供を実施し、急性期から回復期へのシームレスなリハビリテーションとなるような取り組みを行っています。
教育体制
リハビリテーション科内の勉強会の開催とマニュアルを活用した新人教育を行っています。また、多校から実習生を受け入れ後進育成にも力を入れています。
施設基準
脳血管リハビリテーション料Ⅰ
運動器リハビリテーション料Ⅰ
呼吸器リハビリテーション料Ⅰ
がん患者リハビリテーション料Ⅰ
廃用症候群リハビリテーション料1
理学療法
当院の理学療法部門では整形外科疾患、脳血管疾患、呼吸循環器疾患、がん疾患といった多岐にわたる疾患に対して、筋力、関節可動域、持久力、バランスなどの運動機能の回復や、寝返り、起き上がり、立ち上がり、歩行などの基本的な動作能力の改善を図り、日常生活や社会活動への復帰を目指します。
理学療法では種々の病気や外傷、手術前後の身体機能の低下に対して、関節可動域運動、筋力増強運動などの運動療法を中心に実施し、歩行練習などの日常生活動作練習を実践指導します。必要に応じて治療的電気刺激、温熱、寒冷療法などの物理療法や装具療法を併用し、身体機能の最大化を図ります。
作業療法
作業療法の対象は、日常生活動作や仕事、趣味などの活動が病気や怪我で行い難くなった人々、また行い難くなることが予測される人々です。その方々の生活に関わりの深い作業活動を治療に用いて、生活が再び主体的に行えることを目標にしています。
当院の作業療法は、主な対象疾患が脳血管疾患、骨折などの外傷、外科の手術後の患者さまとなります。患者さま個々の症状に応じた練習方法を検討し、ご不自由になった心身の回復を早期に促せるよう支援を行っています。
四肢の怪我に対しては、整形外科医と連携し運動療法、装具療法を積極的に取り入れた治療を行っています。また、2022年から、怪我をした筋や関節の回復を促進すると考えられている炭酸ガス経皮吸収療法を実施しています。早期に運動機能の改善と社会復帰が得られるよう、症状に応じて運動療法、装具療法、炭酸ガス経皮吸収療法を提供しています。
言語聴覚療法
言語聴覚療法では、ことばによるコミュニケーションに問題がある患者さまに対し専門的サービスを提供し、社会参加や自分らしい生活を構築できるように支援します。また、摂食・嚥下(飲み込み)の問題にも対応します。
- 診療受付時間
- 午前8時30分~午前11時
- 休診日
- ・土曜日・日曜日、祝祭日
・年末年始(12/29〜1/3)
- 〒646-8558
- 和歌山県田辺市たきない町27-1