血管撮影(IVR)
血管造影検査は、カテーテルと呼ばれる細い管を血管内に挿入します。カテーテルを操作することで目的とする血管にカテーテルの先を留置して造影剤を注入し、目的とする部位の血管を選択的に撮影し、診断を行います。また診断に加えて、特殊なカテーテルの操作により狭窄のある動脈を広げる血管内治療や、腫瘍の栄養血管を選択的に途絶させて治療効果を図る手技も行っています。
当施設の血管撮影装置
2015年5月より、フラットパネル搭載のフルデジタル装置が稼働しています。同時に2方向の撮影ができるフィリップ社、Allura Clarity FD20/15が稼働しています。
<フィリップ社・Allura Clarity FD20/15>
診断と治療
診断:X線透視下で血管内に細いカテーテルを挿入して、目的臓器まで移動させ、造影剤を注入しながら、DSA,DAで連続撮影を行い、目的臓器の血管の形態評価や心臓の形態、及び機能評価を行います。
<頸動脈ステント留置術>
治療:血管内に挿入されたカテーテルを使用して、脳、心
臓等の虚血性の疾患に対して、血 管形成術やステントの
挿入留置、腫瘍に対しての主要血管塞栓術、抗癌剤投与等
の治療を行います。
<脳血管内治療>