麻酔科からの一言このページを印刷する - 麻酔科からの一言

    このホームページを見ているみなさんの中には、「こんな田舎の病院で満足な研修が出来るのかな?」と疑問を抱いている方も少なくないでしょう。特に研修プログラム中に「救急医療」の文字が全くないことに不安を感じているかもしれません。でも大丈夫です(という言い方は適切でないかもしれませんが)。田舎にも救急症例は山ほどあります。勿論、より高度で専門的な医療を必要とする症例は大学や日赤に搬送されますが、みなさんが習得すべきプライマリ・ケアのエッセンスは各科研修中に存分に経験できます。

    ただし「救急医療」的な基本手技や薬物の習熟に関しては、短期間に集中して研修する必要は確かにあります。そこで「麻酔科研修」の登場です(前置きが長くなりましたが)。麻酔科研修では、専門医のもとで手術室の麻酔科業務を実際に行っていただきます。当院は日本麻酔科学会の認定病院です。学会のガイドラインに沿って系統的に、またより安全な方法で基本手技や薬物に習熟していただくことを目指します。

    当院は様々な大学(和歌山医大、近大、大阪大、大阪市大、徳島大、奈良医大など)から派遣された医師で運営されていますが、当科は和歌山医大からの派遣です。手前味噌ですが、当院研修終了後に麻酔科医を目指したい方はぜひ和歌山医大麻酔科学教室の情報も集めてみてください。診療実績・研究実績をはじめ、自信を持ってお勧めします。